和文化・日本の陶芸

抹茶茶碗が七色に窯変する、不思議な陶芸作品

陶芸作品を本焼き焼成するときに楽しみにしていることは、

作品ごとに異なる窯変(ようへん)です。



窯変(ようへん)とは、陶芸作品を焼成するときに、

炎の性質や釉薬(ゆうやく)の含有物質などが原因で、

陶芸作品に予期しない色が発色すること。




赤い抹茶茶碗や赤いぐい呑みの作品を作陶していますが、

一種類の釉薬を使って、一度の本焼きで、

その一種類の釉薬の発色を七色に変化させる、

なんとも不思議な抹茶茶わんができました。

抹茶茶碗が七色に窯変、その1





この抹茶茶碗は、独自に開発した赤の釉薬を使い、

独特の焼成技法により、その赤を、緑、黄色、橙(だいだい)、

紫、黒、白など、七色に窯変した器肌の景色が特徴的です。

抹茶茶碗が七色に窯変、その2





抹茶茶碗を見る角度によっても、全然違った景色を

楽しんでいただくことができます。

抹茶茶碗が七色に窯変、その3






実は、この抹茶茶碗は、すでにお嫁に行ってしまいました。


喜ばしいことに、

とても陶芸を好きな方の元に行くことができましたので、

何とも幸せな抹茶茶碗です。




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akaitouki at 14:05│Comments(2) 赤い抹茶茶碗の陶芸作品 

この記事へのコメント

1. Posted by よしむら   2008年11月26日 20:27
5 初めまして、よしむらといいます。
見事な抹茶茶碗ですね。釉薬は酸化と還元によって色合いは変わりますが、一つの釉薬で多くの色を出すことができるとは知りませんでした。大変興味があります。また作品の紹介を楽しみにしております。
2. Posted by みつお@赤い抹茶茶碗   2008年11月26日 22:43
よしむらさん

みつお@抹茶茶碗です。
コメントありがとうございました。
一種類の釉薬で多くの色を出すために、
独自に釉薬と窯を開発しました。
これからも、多彩な窯変の抹茶茶碗や
ぐい呑みの陶芸作品をご紹介して
いきたいと思います。
またのご訪問お待ちしております。

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