2010年02月

和文化・日本の陶芸

赤いぐい呑みの見込に青い泉が広がりました

鮮やかな赤色のぐい呑みや抹茶茶碗を中心に、

陶芸作品づくりをする毎日ですが、

赤いぐい呑みの見込みに、

外観とはまったく異なる景色の広がる

不思議なぐい呑みができました。


青い泉の映る赤いぐい呑み





赤のぐい呑みは、一回の本焼き焼成で、

酸化焼成と還元焼成を使い分け、器の胴肌には、

赤色やオレンジ、黄色、緑、グレーなどの

大自然の森の景色のように様々な色彩を映し出します。


青い泉の映る赤いぐい呑みの器肌





そんな外観とは予想外に、

ぐい呑みの見込みを覗いて見ると


そこには何とも神秘的な青色が広がり、

細かく割れた貫入が、

光を受けて幾重にも折り重なり、

深みのある青の景色を引き立てています。


青い泉の映る赤いぐい呑みの見込





このぐい呑み作品は、

お客様からのリクエストイメージを基に研究し

思考錯誤の中で作陶したものですが、

赤いぐい呑みの見込みに広がる青い泉のような景色は、

何とも発想外のおもしろい作品になりました。








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akaitouki at 08:44|PermalinkComments(0) 赤いぐい呑みの陶芸作品