和文化・日本の陶芸

もみじのような、銀杏のような、赤いぐい呑み

赤い釉薬は、本来は赤色を出すための釉薬です。

当り前のことなのですが、この赤いぐいのみは、

それが当り前ではないのです。




この赤いぐい呑みは、赤い釉薬を使い、

赤を他の色に変えるという独特な焼成技法を使います。


もみじや銀杏の赤いぐい呑み




赤色が、茶色や黒へ。

また、赤色が橙(だいだい)や黄色へ。


秋の紅葉は、銀杏(いちょう)の黄色や、もみじの赤や、

いろいろな色が鮮やかに混ざっています。



ちょうど見込(みこみ)を覗いて見ると、

お酒をそそいだ器の中に、

秋の紅葉が詰まっているよう。


もみじや銀杏の赤いぐい呑み(見込)




お酒を楽しみ、紅葉の景色を楽しむ。

そんな赤いぐい呑みなのです。




赤いぐい呑みと抹茶茶碗の陶芸家 のトップへ


akaitouki at 21:49│Comments(0) 赤いぐい呑みの陶芸作品 

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔