和文化・日本の陶芸

赤色が緑や他の色に窯変する不思議な抹茶茶碗

赤い陶器を作るには、赤い釉薬を使いますが、

陶器の釉薬で赤というと、辰砂釉(しんしゃゆう)があります。


辰砂釉の赤は、濃く深い赤で、エンジ色、紫色にも

似た色合いです。



窯変南天赤と名付けたこのやきものは、

辰砂釉は使わず、独自の釉薬の調合により、

鮮やかな赤色が出る釉薬を開発したものです。


赤が緑に窯変する不思議な抹茶茶碗





赤の色合いは実に鮮やかで、まるで秋の紅葉のよう。

さらに焼成時の窯変によって、赤が他の色に変化する様子が、

ちょうど、自然界の深緑の緑が、紅葉の赤に移り変わる様を

写し取ったようにも感じます。


赤が緑に窯変する不思議な抹茶茶碗-胴肌





お茶会では、緑のお抹茶を、

こんな鮮やかな赤い抹茶茶碗でいただくもの、

実に味わい深いものがあります。


おめでたい席には、なお良しです。




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akaitouki at 20:35│Comments(2) 赤い抹茶茶碗の陶芸作品 

この記事へのコメント

1. Posted by minoru   2008年11月21日 18:33
5 はじめまして。
何とも華やかな抹茶茶碗ですね。
まるで着物のようで、はっとしました。
他の陶芸作品も楽しみにしています。
またお伺いします。
2. Posted by みつお@赤い抹茶茶碗   2008年11月21日 22:10
minoruさん

コメントありがとうございます。
鮮やかな赤色という珍しい抹茶茶碗や
ぐい呑みの陶芸作品を随時ご紹介したいと
思います。
またのご訪問お待ちしております。

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