赤い抹茶茶碗の陶芸作品

和文化・日本の陶芸

桜の花見には桃色の抹茶茶碗が似合います

鮮やかな赤色の抹茶茶碗

ぐい呑みを中心に作陶していますが、


春の桜の季節には、

赤色が淡く桃色に変化した抹茶茶碗がよく似合います。

桜とピンクの抹茶茶碗




春の茶席風にアレンジしてみました。



桜の木の下で、花見を楽しみながら、

桜色したピンクの抹茶茶碗

優雅にお茶会など楽しめたなら、

風情があっていいですね。








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akaitouki at 13:32|PermalinkComments(0)

和文化・日本の陶芸

花のように咲く鮮やかな赤い抹茶茶碗が出来ました

「赤いぐい呑みと抹茶茶碗陶芸家生活」では、

赤い抹茶茶碗やぐい呑みを専門に

赤い陶芸作品のご紹介をしていますが、


天に向かって力強く花びらを開く、

真っ赤な花のような赤い抹茶茶わんが

出来ました。


花のように咲く赤い抹茶茶碗




力強く咲く真っ赤な花をモチーフに、

「窯変南天赤 花茶碗(はなちゃわん)」と

名付けました。




この花茶碗の胴肌や、見込から覗く景色は、

単調な真っ赤ではなく、


花のように咲く赤い抹茶茶碗(見込)




ある部分は黄色に、

またある部分は、

深く濃い赤色に窯変していて、


見る角度によって、

様々な景色が楽める陶芸作品になりました。








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akaitouki at 18:07|PermalinkComments(0)

和文化・日本の陶芸

日本の四季の色変化を写す赤い抹茶茶碗

当ブログでご紹介しています赤い抹茶茶碗は、

一種類の赤い釉薬で、

多彩な色合いを出すことが大きな特徴ですが、


こんな、落ち着いた艶やかさのある

赤い抹茶碗ができました。

日本の四季を彩る抹茶茶碗





赤色を基調としながらも、

春の桜色、夏の深緑、秋の紅葉。


抹茶茶碗全体に降りかかった

長石の霜降り柄が雪の様子にも見え、


一種類の釉薬で、一度の本焼き焼成で

多彩な色変化を表現し、


日本の四季を器に写し取ったようになりました。



茶席でも、お抹茶の緑と相まって、

楽しませてくれる抹茶茶碗です。








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akaitouki at 09:00|PermalinkComments(0)

和文化・日本の陶芸

稀少な赤い抹茶茶碗、窯変する焼成の楽しみ

陶器で鮮やかな赤色を出すことは稀少と言われますが、


その理由は、

鮮やかな赤を出す釉薬(ゆうやく)の顔料の沸点にあります。



釉薬を使い、鮮やかな赤色が現れた伝統的な陶芸作品は、

その多くが楽焼(らくやき)です。


陶器の中でも楽焼は、

750度から800度程度で焼成するため、

鮮やかな赤の顔料を器の肌に写すことができるのですが、


1,200度という高温で焼成する陶器では、

鮮やかな赤の顔料が沸点を超え、蒸発してしまうため、

鮮やかな赤色を器の肌に写すことは難しいのです。



高温焼成した鮮やかな赤色の稀少な抹茶茶碗




当ブログでご紹介している赤い抹茶茶碗やぐい呑みが、

1,200度を超える高温で焼成しながらも、

鮮やかな赤色を発色させることができるのは、


独自に開発した釉薬と、

独特の焼成技法に秘密があります。


見込みに鮮やかな赤で彩られた抹茶茶碗




この抹茶茶碗は、見込みには鮮やかな赤色を、


器の胴肌は、赤の釉薬が橙(だいだい)、黄、緑、青など、

別の色に窯変しています。


一種類の釉薬で多彩な色に変化する抹茶茶碗





一種類の釉薬でありながら、焼き方によって

色は様々に変化していきます。


その理由を突き詰めれば突き詰めるほど、

さらに色は多彩に変化します。



探究心が止むことはない。

それ故に陶芸はおもしろい。




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akaitouki at 23:30|PermalinkComments(0)

和文化・日本の陶芸

抹茶茶碗が七色に窯変する、不思議な陶芸作品

陶芸作品を本焼き焼成するときに楽しみにしていることは、

作品ごとに異なる窯変(ようへん)です。



窯変(ようへん)とは、陶芸作品を焼成するときに、

炎の性質や釉薬(ゆうやく)の含有物質などが原因で、

陶芸作品に予期しない色が発色すること。




赤い抹茶茶碗や赤いぐい呑みの作品を作陶していますが、

一種類の釉薬を使って、一度の本焼きで、

その一種類の釉薬の発色を七色に変化させる、

なんとも不思議な抹茶茶わんができました。

抹茶茶碗が七色に窯変、その1





この抹茶茶碗は、独自に開発した赤の釉薬を使い、

独特の焼成技法により、その赤を、緑、黄色、橙(だいだい)、

紫、黒、白など、七色に窯変した器肌の景色が特徴的です。

抹茶茶碗が七色に窯変、その2





抹茶茶碗を見る角度によっても、全然違った景色を

楽しんでいただくことができます。

抹茶茶碗が七色に窯変、その3






実は、この抹茶茶碗は、すでにお嫁に行ってしまいました。


喜ばしいことに、

とても陶芸を好きな方の元に行くことができましたので、

何とも幸せな抹茶茶碗です。




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akaitouki at 14:05|PermalinkComments(2)

和文化・日本の陶芸

赤色が緑や他の色に窯変する不思議な抹茶茶碗

赤い陶器を作るには、赤い釉薬を使いますが、

陶器の釉薬で赤というと、辰砂釉(しんしゃゆう)があります。


辰砂釉の赤は、濃く深い赤で、エンジ色、紫色にも

似た色合いです。



窯変南天赤と名付けたこのやきものは、

辰砂釉は使わず、独自の釉薬の調合により、

鮮やかな赤色が出る釉薬を開発したものです。


赤が緑に窯変する不思議な抹茶茶碗





赤の色合いは実に鮮やかで、まるで秋の紅葉のよう。

さらに焼成時の窯変によって、赤が他の色に変化する様子が、

ちょうど、自然界の深緑の緑が、紅葉の赤に移り変わる様を

写し取ったようにも感じます。


赤が緑に窯変する不思議な抹茶茶碗-胴肌





お茶会では、緑のお抹茶を、

こんな鮮やかな赤い抹茶茶碗でいただくもの、

実に味わい深いものがあります。


おめでたい席には、なお良しです。




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akaitouki at 20:35|PermalinkComments(2)

和文化・日本の陶芸

果実のような鮮やかな赤い抹茶茶碗

赤という色は、お祝いやおめでたい席で使われる、

実に縁起のいい色です。


そんな喜ばしい赤い色を、陶芸作品にできないかと

赤いぐい呑みや、赤い抹茶茶碗の作陶を始めました。


作陶する中、赤は赤でも様々な鮮やかな陶芸作品が

出来上がりました。



これは、2004年5月の個展で、初めて発表した

鮮やかな赤い色の抹茶茶碗です。

鮮やかな赤い抹茶茶碗



果実のような鮮やかな赤で彩られた陶芸作品ですが、

すべてが赤ではなく、底辺部の高台から変化させた白が、

鮮やかな赤と調和して、更に味わい深いものにして

います。


きめ細かく浮き立ったゆず肌もこの抹茶茶碗の特徴です。

お茶会などの華やかな席では、

こんな鮮やかな抹茶茶碗でお茶をいただくのも、

艶やかな着物と相まって、風情のあることでしょう。






珍しい陶芸作品の数々、「窯変南天赤の器」の特徴はこちら






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akaitouki at 16:29|PermalinkComments(0)