抹茶茶わん

和文化・日本の陶芸

抹茶茶碗が七色に窯変する、不思議な陶芸作品

陶芸作品を本焼き焼成するときに楽しみにしていることは、

作品ごとに異なる窯変(ようへん)です。



窯変(ようへん)とは、陶芸作品を焼成するときに、

炎の性質や釉薬(ゆうやく)の含有物質などが原因で、

陶芸作品に予期しない色が発色すること。




赤い抹茶茶碗や赤いぐい呑みの作品を作陶していますが、

一種類の釉薬を使って、一度の本焼きで、

その一種類の釉薬の発色を七色に変化させる、

なんとも不思議な抹茶茶わんができました。

抹茶茶碗が七色に窯変、その1





この抹茶茶碗は、独自に開発した赤の釉薬を使い、

独特の焼成技法により、その赤を、緑、黄色、橙(だいだい)、

紫、黒、白など、七色に窯変した器肌の景色が特徴的です。

抹茶茶碗が七色に窯変、その2





抹茶茶碗を見る角度によっても、全然違った景色を

楽しんでいただくことができます。

抹茶茶碗が七色に窯変、その3






実は、この抹茶茶碗は、すでにお嫁に行ってしまいました。


喜ばしいことに、

とても陶芸を好きな方の元に行くことができましたので、

何とも幸せな抹茶茶碗です。




赤いぐい呑みと抹茶茶碗の陶芸家生活のトップへ


akaitouki at 14:05|PermalinkComments(2)

和文化・日本の陶芸

陶芸と紅葉とどんぐりと

赤い抹茶茶わんや、赤いぐい呑み

陶芸作品づくりを日常にしていますが、

赤い陶芸作品は、ちょうど紅葉の色の変化を写したよう。

自然からは学ぶことがいっぱいです。



陶芸家生活の紅葉の公園散歩




毎朝、近所の公園に夫婦で散歩に出かけます。

一時間ほど歩いた後は、畑に行き、野菜作りをしています。


公園はちょうど紅葉の季節。

木々の間の歩道を歩いていると、様々な鳥たちが、

競い合って鳴く歌声がなんとも心地よい。



道端にはどんぐりがいっぱい落ちていました。

大きいどんぐりやら、小さなどんぐりやら、

帽子を付けたどんぐりやら。

木の種類によっても、どんぐりの形は様々。


踏んでみると、ぱちん、ぱちんと乾いた音がする。

気づいてみれば、たくさんどんぐりを踏んで、

童心に帰ったようでした。




赤いぐい呑みと抹茶茶碗の陶芸家 のトップへ


akaitouki at 20:57|PermalinkComments(0)